ゆきやなぎ

高さ1~2mの落葉小低木。関東地方以西、四国、九州、および中国大陸に分布する。束生し枝は細長く斜上し弓状に曲がる。花は春、若葉とともに前年の枝の葉さきに2~5個ずつ固まって咲く。花径8~10mm。和名の雪柳という名は、葉がヤナギに似て多数の白い小花が咲くことからである。この花が好まれて庭に植栽されており、花時にはあちらこちらで白い花を見かけることが多い。一般的には自然形で、枝が枝垂れる姿を観賞するが、生長が早く思いのほか大きな株になって、邪魔になるのか、刈込まれていることも多い。自然形を生かすには、植栽する周りにゆとりを持たせるとともに、太い生長の良い枝を根元から切取って間引いてやることも必要である。芝生周りや道路沿いなどに単植又は列植するほか、刈込んで生垣とする。

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