サンシュユ(山茱萸)

ミズキ科・ミズキ属。落葉小高木。高さ3~15mであり、中国、朝鮮半島、朝鮮から江戸時代中期に薬用として渡来した。3月ころの早春に葉より先に黄色い花を塊状につけるサンシュユ(山茱萸)は、別名ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ばれ、黄色というより黄金色である。また秋には赤い実をつけるのでアキサンゴ(秋珊瑚)と名前が変わる。葉は対生していて、長さ8~10センチくらいで、中脈に対して丸みをもった側脈が6~7対あり、このような葉の特徴は、ミズキ科に共通している。果実は、山茱萸という生薬強精薬、止血、解熱作用がある。山茱萸酒を作ることもできる。

サンシュユ
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