アブラギリ(油桐)

学名:Vernicia cordata 中国原産のトウダイグサ科アブラギリ属の落葉高木。西日本と中国に自生し、栽培もされている。初夏、桜に似た白花を咲かせ、5弁で白く径3cmほど円錐花序をなしよく目立つ。大きな種子を含み、秋に熟する。葉は心形で大きくキリ(桐)に似ており、赤味のある長い葉柄がある。種子から採れる桐油は不飽和脂肪酸を多く含む乾性油であるため、塗料や油紙の材料として盛んに使われたが、エレオステアリン酸など毒性を持つ不飽和脂肪酸を含んでいるため、食用にはできない。また、近縁種のナンヨウアブラギリがバイオディーゼルの供給源として注目されている。

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